DottedSign、台湾の大手証券会社であるKGI証券と業務提携を開始

あらゆる業界や分野でDX化やペーパーレス化が進み、従来の働き方がここ数年で大きく変わってきています。企業でも働き方改革やSDGsを意識した動きが増える中で、紙媒体に取って代わって需要を拡大しているのが、電子書籍や電子署名ツール。Kdan Mobileの提供する電子署名ツールである「DottedSign」も同様、すでに多くのユーザーを抱え、その需要は高まっています。

そのような中で、DottedSignは、台湾国内第2位の大手証券会社であるKGI証券と業務提携を開始したことを発表しました。Kdan Mobile Software Ltd.は、全世界でSaaSサービスを展開しており、LINE WORKSやZapierを含む、他社との連携も積極的に行なっている企業です。

本記事では、今回のDottedSignとKGI証券の業務提携開始について、その経緯や付加価値などを詳しくご紹介していきます。

DottedSign(ドットサイン)とは?

DottedSignとは、Kdan Mobileが提供している電子署名サービスです。クラウドベースで契約業務を安全かつ迅速に行うことができるため、契約締結の作業一連をすべてオンラインで完結させることができる画期的なツールとなっています。従来の古風な契約書への署名プロセスを自動化し、業務の効率化・プロセスの簡易化を実現します。

デバイスや場所を問わず契約書の準備や締結を完了させられるため、様々な手続きにかかる時間を削減することも可能で、DottedSignを利用することで利便性や作業効率の向上効果を図ることができます。こういった導入メリットから、すでに多くの企業の注目を集めており、企業規模問わず様々な企業で採用されています。DottedSignには、タスクのステータスの一元管理や契約書の一斉送信など、多くの機能が備わっています。搭載機能の一部として、外部ツールとの連携も多く行なっており、これまでも他のツールとの連携を実現させています。また、電子サインサービスを普及することでペーパーレス化の促進も行っており、環境やSDGsへの配慮も行なっています。

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Kdan Mobile 代表取締役社長 ケニー・スー(Kenny Su)氏は、今回の業務提携について以下のように述べています。

「モバイルオフィスを中核とした精神で、DottedSignは長年にわたり企業の業務改革や業務効率化を支援してきました。 DottedSignの提供するサービスにより、金融機関とその顧客との契約はよりプロフェッショナルでスムーズなものになりました。 今後、KGI証券とはより技術的な協力関係を築き、「顧客中心主義」のデジタル証券サービスを構築していく予定です。」

KGI証券とは?

KGI証券とは、アジア圏に事業展開する台湾系のネット証券会社です。台湾の多国籍企業 Koos Groupの証券部門に属しており、台湾の金融持株会社である「China Development Financial Holding」の子会社です。台湾以外にも、香港、韓国、タイでも事業を展開しています。系列会社には銀行(Chinatrust)やホテル(Chinatrust Hotels)、保険(China Life)、通信(KGTelecom)などがあります。

KGI証券会長であるDouglas Hsu氏は、以下のように述べています。

「KGIは常に顧客体験を大切にしてきました。 革新的な技術で顧客に利便性をもたらすだけでなく、Kdanとのパートナーシップにより、テクノロジーと実際のサービスを活用することで金融技術の温かさを感じていただき、金融技術の分野をリードし続けることが可能になります。」

金融業界におけるデジタル化の動向について

新型コロナウィルスの影響もあり、海外だけでなく日本国内においても、企業のDX化が急速に進みつつあります。あらゆる業界でDX化は大きなテーマになっていますが、金融業界においても様々な企業がDX化を課題として挙げています。しかしながら他業界と比較して、金融業界のDX化はやや遅れている傾向にあります。金融業界は「お金」を扱うという特性上、信用を得ることやミスを犯さないことが最も重要とされています。そのため新しいシステムや最新のテクノロジーなどの導入することによって何らかのミスが発生するリスクを非常に警戒するのです。

また、非対面でのやり取りに馴染めない顧客の存在も無視できません。高齢者の方を中心にITリテラシーがあまり高くない顧客の場合、アプリのインストール方法や使い方がわからないなどといったケースが発生します。結果として非対面でのやり取りを敬遠されてしまうのです。また、銀行にしても証券会社にしても、特に最初は直接顔を合わせてのやり取りでないと信用できないと考える顧客も多く存在します。

DX化の推進にあたって様々な課題を抱えている金融業界ですが、そんな中でも積極的に対策を講じてDX化を推進していこうとする企業も多くあります。今回ご紹介しているKGI証券もその1つです。そしてKGI証券が今回注目したのが電子署名技術でした。金融業界では業界の特性上、個人情報を多く取り扱うため、「紙」と「ハンコ」による業務文化が今でも根強く残っています。日本はハンコ文化の国ですが、台湾も日本と同様ハンコ文化が残っている国なのです。今回ご紹介しているKdan MobileやKGI証券も台湾に本社を構える企業ですが、台湾でも多くの企業や組織が書類の電子化に取り組んでいます。新型コロナウイルスの影響も相まって、紙でのやり取りから電子化していく、いわゆるペーパーレス化が今後ますます加速していくでしょう。以下では、Kdan Mobileが提供する電子署名サービス「DottedSign」とKGI証券の業務提携についてご紹介します。

Kdan 業務提携

DottedSignとKGI証券の業務提携について紹介

今回、DottedSignとKGI証券の間で行われた連携は、ライブビデオチャットによる電子署名技術と、金融市場を組み合わせたものです。KGI証券のアプリを通じて、顧客がオンラインで安全に証券取引サービスを開始することが可能です。

昨今、DX化やデジタル化が進む中で、台湾金融市場でも金融技術開発への投資の動きが加速しています。今回の業務提携についても、DX化による顧客の利便性を向上させ「顧客中心主義」のサービスの実現に貢献するべく、Kdan MobileとKGI証券の間で行われることになりました。

以下では、実際にDottedSignとKGI証券が連携することによって生まれる、付加価値について解説しています。

KGI証券と連携することによって生まれる付加価値とは?

金融業界では、取り扱う対象がお金であり、その特性上、ミスが絶対に許されません。そのため他の業界と同じようにDX化を積極的に取り入れるのはなかなか難しく、これまで通りのやり方で進めている企業も少なくありません。そのような中で、今回あえてDottedSignとKGI証券が業務提携を行い、金融業界で多く発生する契約業務の電子化を実現することで、さまざまな付加価値が生まれます。

例えば、電子署名の導入による、契約業務の効率の向上や、セキュリティ面を確保するための維持コストの削減。そして、オンラインビデオチャットサービスの導入による、一方的ではなく、柔軟かつ迅速にサポートしてくれる生身の人間との会話やコミュニケーション。さらに、連携することで、IPやタイムスタンプ、デバイスといった全てのデータが暗号化された環境で保存されるため、第三者によるデータの改ざんができないことによる安全性の向上も期待することができます。

また、顧客が金融機関の窓口に実際に出向かなくても、いつどこでも簡単に取引を行うことができる高い利便性も付加価値として生まれます。

Kdan Mobileについて

Kdan Mobile Software Ltd.は、台湾だけでなく、日本や中国、米国にも拠点を置き、SaaSサービスを展開する企業です。今回、KGI証券との業務提携を開始したDottedSignだけでなく、PDFドキュメント編集アプリ(Document 365)、クリエイティブ制作アプリ(Creativity 365)、クラウドサービス(Kdan Cloud)など他にも多くのツールを提供しています。どれもデバイスや場所、時間を問わずに作業を進められるサービスやツールとなっており、すでに全世界でのアプリダウンロード数は累計2億回以上です。

■会社HPははこちら

まとめ

いかがでしたか?今回は、DottedSignとKGI証券の業務提携開始について記載しました。今後、より多くの業務のDX化が行われていくであろう金融業界。DottedSignとKGI証券の連携は、まだまだ序章ですが、さらなる動きに注目です。

執筆者

KDANは台湾発のSaaS企業で、全世界2億人のユーザーにご利用頂くクリエイティブ制作アプリとドキュメント管理アプリ、電子サインアプリを提供している企業です。リモートワークに移行する企業活動の効率化を最大限支援いたします。

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