こんにちは、Kdan ライターの佐藤です!
コロナウイルスの影響でリモートワークが当たり前になった昨今、仕事はどこにいても出来るようになりました!海外に滞在しながら日本のお客さんの対応だって十分可能です。
そのため今後は東京の満員電車や高い家賃を避け、田舎や海外で起業する人たちが増える事が予想されます。
私は 4年ほど前に台湾で起業し、現在日本の会社や台湾の会社、イギリスに本社を構える企業とお仕事をしています!
海外起業はグローバルに仕事ができる反面、ストレスに感じる部分も多々あります。例えば商習慣や常識の違いです。私は台湾人と日本人の商習慣の違いで何度も失敗を経験しました。
その理由は私が日本人の常識に照らし合わせてビジネスを進め、日本で使用していたビジネスツールをそのまま使用したために起きました。
そこでこのブログでは海外で起業した僕だからこそ言える、海外で起業した後本当に使える便利なビジネスツールを5個厳選してご紹介したいと思います!
目次
Slack
まず、ご紹介したいのが Slack です。お仕事版の LINE と考えていただいて結構です。
日本では会社によっては LINE や LINE WORK を使っている企業も多いようですが、LINE の普及率が高いのは日本と台湾とタイ、インドネシアの4カ国のみです。
従って、LINE を使ってコミュニケーションを取るという方法は海外と上記4カ国以外では出来ません。
また、LINEが使えたとしても問題になるのが残業です。台湾や海外では終業後の LINE のメッセージが残業として見なされる可能性があります。
LINE やその他のチャットツールは、通常プライベートアカウントを使用するので、プライベートなメッセージとビジネスのメッセージが混じって、「チャットを見ない」という選択肢がなくなります。
そこで、便利なのは仕事用のチャットツール活用です。 弊社では就業時間は Slack を使用して社員とコミュニケーションを取っています。終業後も Slack でメッセージを送ることがたまにありますが、従業員には見ない選択肢があります。
弊社では以前 Chatwork も使用していましたが、グループの使用制限やモバイルの UI 、各種ツールとの連携が台湾のスタッフに不評だったため現在では Slack だけを使っています。
また、残念ながら Chatwork を使う外資や台湾の企業には今の所あったことがありません….
Zoom/マイクロソフト Teams / Google Meet
次にご紹介したいのが Zoom とマイクロソフトTeamsです。サービスは異なりますが、カテゴリーが一緒なので、同時にご紹介します。
Zoom は日系企業が好むため、日系企業のクライアントを多く持つ弊社ではよく使用しています。海外で日本人が起業したら、日系企業は皆さんの強い味方になると思うので、是非検討しておきたいです。
次に会話ツールでご紹介したいのが マイクロソフト Teams と Google Meet です。マイクロソフトの Teams は Office 365に付いてきます。Google Meet は無料ですが、Google の Workspace と一緒に使うと便利です。
正直 Google Meet でも マイクロソフトの Teams でもどちらでもいいと思いますが、どちらかは使えるようになっているといいと思います。(笑)
台湾にいると Teams の招待状が多い気がします。私の経験上ですが、多くの台湾企業は ASUS のパソコンを使っていて、Office 365のサブスクに入っているので、その延長でマイクロソフトの Teams を使っているのだと思います。
従って、海外で起業する方は Zoom か Teams、Google Meet のどれかに慣れていればいいといいと思います!
Trello
次にご紹介したいのが Trello です。理由は報・連・相の見える化です。
海外で起業すると、外国人の報連相のなさにびっくりします(笑)日本人が当たり前のように教わった報告・連絡・相談は海外の人には当たり前ではありません。特にタスクを終えた後の連絡が来ません(泣)
そのため、タスク管理ツールは必ず導入しておきたいです。Trello を入れれば、スタッフが連絡をしなくてもどのタスクが終わって、どのタスクが残っているかわかります。
また、 Trello は Slack や Google Calendar との同期が容易なので便利です。
Canva
次にご紹介したいのが素人でもプロっぽいデザインができる Canva です。僕が Canva を導入しているのは2つの理由があります。
1. 起業すると資金があまりないので、スタッフにある程度のデザインをお願いするため
2. 写真素材が豊富にあるため
起業すると潤沢な資金がないので、ちょっとしたデザインはスタッフにお願いしたくなります。実際うちの会社ではブログや SNS の投稿のデザインはスタッフにお願いをしています。
でも、スタッフはデザインをした経験がないので、普通にデザインをさせたらとんでもないものが出来上がります(苦笑)
その点、Canva を使えば綺麗なテンプレートをちょっと編集するだけでいいのでものすごく便利です。しかも月額1,000円で写真素材を使いたい放題なので、枚数制限がある他の写真素材サイトのサブスクよりお得です。
Shopify
海外でものを売るなら Shopify はかなり便利だと思います。
実際台湾向けの越境 EC で Shopify を使う会社を見たことがありますし、台湾に進出している日系超大手の化粧品メーカーも Shopify を使用しています。
ECサイト用のカートは他にもいっぱいあると思いますが、海外でものを売るとなった時に一番便利なのは Shopify ではないでしょうか?
(すみません、Shopify だけは唯一使ったことないです!でも周りやクライアントに Shopify を使う企業が多いため推薦しました!)
海外で起業するならおさえておきたいビジネスツールまとめ
いかがでしたか?
実際に海外で起業した僕が厳選したビジネスツールということで、今後海外起業を考えている方の参考になったのではないでしょうか?
最後に僕が台湾で起業後使用しているビジネスツールとそれぞれのメリットをまとめてこのブログを締めたいと思います。
Slack:残業対策
Zoom:日系クライアント用
マイクロソフト Teams:中国企業用(中国や台湾で起業するなら使い慣れておくと便利)
Trello:海外の人が、報告・連絡・相談ができなくてもタスク管理ができる
Canva:お得に割といいデザインができる
Shopify:台湾(海外)で使用している海外企業が多い
ぜひご検討ください!
番外編:責任の可視化
海外でビジネスをしていく上で、大事なのが「誰が何をしたか」明確にすることです。言い方は悪いですが、海外の人はとにかく自分の非を認めません(苦笑)
そんな時にスタッフがの業務責任を明らかにできると便利ですよね?電子署名では責任を可視化することが可能です。
電子署名って契約する時だけ必要なイメージがありますが、実は一番ニーズが高いのは社内用なんです。
特に現在はコロナウイルスで在宅勤務が当たり前になり、稟議書や経費の承認をリモートで行う必要があるため電子署名のニーズが急速に高まっています。
そこでご紹介したいのが DottedSign です!
DottedSign は台湾のKdanという会社が開発した電子署名で、マルチリンガルでシンプルでわかりやすい UI、リーズナブルな価格が特徴です。
有料版である『ビジネスプラン』は一見 Adobe 社のサービスより高く見えますが、5ユーザーまで使えるので、1ユーザーあたりの金額で換算すると如何にリーズナブルかがわかります。
送信も署名者の割り当ても無制限で行え、サービス内容が一覧でまとまっているのも分かりやすいです(*下記プライスは2022年4月18日現在のもの)
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